放射化学 用語と単位

放射能:放射性核種が単位時間当たりに壊変する原子数(原子核数)

    つまり壊変率のこと。

    単位[Bq]or[s-1]

 

壊変定数:放射線核種が1秒間当たりに壊変する確率を表す定数。

     単位[s-1]

     壊変定数λと半減期Tとの関係は

     λ=loge2/T=0.693/T

 

放射能:放射性核種の単位重量当たりの放射能をいう。

     無担体状態のとき比放射能は最高値を示し、時間経過とは関係なく

     一定となる。

 

放射能濃度:放射性核種を含む溶液の単位体積当たりの放射能である。

 

核断面積:核反応が起こる確率を表す定数。

     単位[cm2]or[m2]or[b]

 

照射線量:単位質量空気中にX線もしくはγ線の照射によって作られた

     二次電子の飛跡によって生じた正または負の電荷の総量。

     単位[C・kg-1]

     空気以外の物質には使えない光子のみに定義されている。

 

吸収線量:単位質量当たりの物質に吸収された放射線のエネルギーを表す量。

     単位[J・kg-1]or[Gy]

 

等価線量:組織や臓器が受ける吸収線量に放射線加重係数を乗じた線量。

     単位[Sv]

 

実効線量:人体への被曝リスクを相対的に評価する目的で、等価線量に対して

     被曝した臓器・組織の感受性および重要度を考慮した組織加重係数を

     乗じ、全身について合計した値。

     単位[Sv]

 

 

私が学生時代にお世話になった本がこちらです。

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